ずっと名前がわからない子が、うちのベランダにいます。
何年もいる子です。(注:コワイ系ではありません)
真冬も地上部は残り、毎年春になると土からも新芽が出ます。
知らない間にわさわさ繁り、可愛いブルーの花を咲かせてくれます。
病気にもならず、ホントに全く手間がかかりません。
・・・さすがに名前を調べてあげた方がいいですよね?汗
テキトーにベランダガーデンをし始めて早6年の私ですが、今回はまずこの子の名前調べと、初心者さんにおすすめの植えっぱなしで簡単な多年草についてお話ししたいと思います。
これを読み終わったら、これなら育ててみても良いな~と、ベランダガーデン初心者さんのレパートリーが1つ増えると思います。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
初心者さんにおすすめ!植えっぱなしで簡単な多年草
うちのベランダにいる手間要らずのこの子。
名前を調べると『ルリマツリモドキ』でした。
なんか、、モドキって少し残念な名前ですが、ベランダガーデンにはとても優秀です。
植えっぱなしで、簡単。手間いらず。病気にならない。
毎年お花が咲いてくれる、まさに夢のような?!マジで初心者さんにおすすめなのです!
▶︎ルリマツリモドキは多年草
お花には大きく分けて一年草と多年草があって、最初は私も違いがよくわからず寄植えを作っていましたが、ようやく最近わかってきました。
発芽し、花が咲き、枯れるまでの期間が1年以内のものをいいます。ベランダガーデンではこちらがメインになります。例:ペチュニア、パンジー、ビオラ、アリッサムなど
同じ株から2年以上、毎年花を咲かせるものをいいます。基本的に冬でも葉が枯れずに残るのが特徴です。例:アジュガ、オステオスペルマムなど
ルリマツリモドキは、多年草の中でも知名度低めですが、私としてはそれが逆にこっそりおすすめしたい点。
知らない人が多いからこそ、ベランダガーデンを始めた方にぜひ知ってほしいんです。
私は数年前に買ったミックス苗の中にたまたま入っていたので、それを名前も知らず植えたのが出会いのきっかけでした。
その苗が数年たった今も生き残って、毎年お花が咲いてくれています。
▶︎冬はお休みモード、また春からもりもり繁る
ルリマツリモドキは、冬も地上部は残りますが、枯れたり葉っぱがカラカラになってしまったら根本から切って大丈夫。冬のお水やりは少なめでお願いします。
枯れた?と思ってお水やり止めちゃわないように注意して下さいね。
根っこさえ生きていれば、春になると土からまた芽吹いてきます。
芽吹いたなーと思ってたら、知らない間にわさわさと繁り、お花が咲いてきます。
夏の暑さにも強く、冬近くまでお花は続き、寒くなると葉っぱが紅葉してきて、カラーリーフっぽくなりますよ。
▶︎ルリマツリモドキは、他の多年草より『木』っぽくない
初心者さん向けの他の多年草、例えばオステオスペルマムなどのキク科系だとだんだん木化してくるんですが、それが冬場になると短く散髪した枯れ木状態になってビジュアルがあまり宜しくなくなってくるんです。
そのまま春までしばらく辛抱しなくてはいけないので、ビジュアル重視のベランダガーデンでは、まあまあつらい。
でもこのルリマツリモドキは、低木らしいのですがプランターで育てる限りではそんなに木ぽくならず、背も低いので、低木というより草花っぽい見た目。だから冬場地上部が残った状態でもストレスなく耐えれるんです。
ベランダガーデンでもものすごく共存しやすい。
自分で育ててみて、ぜひ初心者の方にもぜひおすすめしたいマニアックなお花なのです。
ベランダで多年草を育てる場合に、気をつけることは?
多年草は何年も育てることができます。手間かからないし簡単でいいじゃん!と、そこだけに注目される方がほとんどだと思います。
もちろん私も最初そうでした。
でもこれがお庭ではなく、ベランダガーデンだとしたら、気をつけた方がいいポイントがあるんです!
▶︎ベランダでは多年草を増やしてはいけない
なぜか。
それはベランダという限られたスペースに、冬場になると休眠中の鉢が増えて、外観が損なわれてくるからです。
そして置き場所、これね。スペース確保が非常に困難。
ただでさえ狭いのにどこ置くのこの鉢!みたいなことになるんです。
冬も地上部が残る年中常緑のタイプだとまだいいんですが、冬に地上部が残らないもしくは枯れ木状態になるタイプ、、、これが、初心者ならではというか、やらかしてからでないとわからない盲点なんですよね。
多年草を増やしてしまうと、なにも生えてない鉢、枯れ木状態の鉢ばかりが、冬のベランダで目立ってしまうという悲劇になります。
冬も地上部が残る年中常緑のタイプであっても、花が咲かない状態のものが冬場ベランダの鉢を半分も占拠してしまっては大変。
ベランダでお花を楽しむ面積が極端に少なくなってしまいます。
寒くて外に出たくない冬場こそ、ベランダにたくさんお花があったほうが嬉しいですよね?
もし多年草が増えすぎてしまったら、可哀想だけどサヨナラしなくてはいけなくなってしまうことも。
だから多年草が簡単そうだからといって安易に増やすことは、注意が必要なのです。
▶︎寄植えは、常緑の多年草を使おう
では多年草を増やしすぎず、ベランダで上手く取り入れるコツは?
私がおすすめなのは、冬場も地上部が枯れない常緑の多年草を1株だけ寄せ植えに使うことです。
一年を通して常緑の多年草であれば、冬場も他のお花と組み合わせることができますよ。
シーズンが変われば、同じ鉢で常緑多年草だけ残して、それ以外を新しい苗に植え替える。
このルーティンが楽です!
もしこのルーティンで飽きてしまったら、「寄せ集め多年草プランター」を1つ作っておいて、そこにひとまず逃がしておくのもいいですよ。
そして、常緑の多年草を使うのは1鉢に1株が基本ですが、それをどの鉢もやっちゃうのはだめです。
多年草を使うのは数鉢に留めておきましょう。
ここでも、うっかり多年草を増やさないように注意が必要です。
私の今の課題は、大好きなシルバーリーフ(多年草)を、夏越しすること。
シルバーリーフって寄せ植えにとっても映えるんですよね。一つ使うだけでオシャレっぽくなる!
いつも下手っぴで虫にやられたり枯らしたりして一年草扱いにしてしまってるので、今夏こそ成功させたいな。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、初心者さんに一押しの、植えっぱなしで簡単な多年草ルリマツリモドキについてお話ししました。
他の多年草も、初心者さんには簡単で扱いやすいものがたくさんありますが、寄せ植えにはぜひ常緑多年草を使ってみてください。
そうすれば、多年草が増えすぎて冬時期に置き場所に困ることなく、1年を通じてベランダガーデンを楽しめるはず!
今度は、ルリマツリモドキ以外の、初心者さんにおすすめの常緑多年草をご紹介したいと思います。
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