朝水やりして出たのに、帰ってきたら葉っぱがしょぼ〜ん
あ。萎れちゃったどうしよう・・・
そんなこと、あったりしませんか?
私はあります、夏しょっちゅう!!!w
ベランダガーデニング歴8年の私ですが、そりゃあもうしょっちゅうカラッカラにしてしまう達人。
そんな達人、最近ふと思うことがあります。
それは、葉水(はみず)。
今日はその 葉水(はみず)についてお話ししたいと思います!
この記事を読み終わる頃には、あのしょぼーーんを見ても立ち直れる術、ひとつ習得できるかも。
ぜひ最後までお付き合い下さいね!
葉水(はみず)とは
葉水とは、読んで字の如く、葉っぱに水をあげることです。
葉水は観葉植物に霧吹きで与えることが主流のようですが、屋外の植物にも有効だと最近思い始めてきました(霧吹きでするつもりは毛頭ないけど)。
それは今まで数々枯らせたり病気になった植物たち。。
水やりをいままで株の根本にしてたけど、最近思うのが、それも限度ものなのかなーって。
たまには葉っぱにもお水をかけてあげてたら、葉っぱがカリッカリになったりハダニにやられることもなかったのではないかって。
しらべてみると、やっぱり葉水には大きなメリットがありました。
▶︎葉水(はみず)のメリット
葉っぱからも吸水できる
夏場は暑さで水切れを起こしやすくなるので、涼しい朝と夕方のうちに葉っぱにもお水を与えることで、葉っぱから水を吸収してくれ、回復が早いんです!
水切れでくたっとなってしまった葉っぱも、どうか諦めないで。
葉水をすることで復活することがありますよ!
病気や害虫予防になる
水をかけることで葉っぱについたほこりや虫、病原菌を洗い流すことができます。葉っぱが乾燥していると虫がついたり、病気になりやすいらしいです。
特に、ハダニ、うどんこ病予防に効果があるとか!
こ、これだ。。。。
私、アジサイに葉水をずっとやってなかったわ。。。。
▶︎確かめよう、水やりの基本
ではここで、もう一度初心に戻り基本を確認してみましょう。←自分に言ってます
水は株元の土にかける
上からだーっと水をかけると葉っぱにばかりかかって、実際の根本の土にはかかってないケースが多いです。
シャワーヘッドは外し、横から株元の土にかけるようにしましょう。
その際、お花には水をかけないようにします。
水滴が花びらについたままだと蒸れや病気の原因に。
土が乾いてから
これですね。
必ず土を触って確認します。
見た目だと案外わかりずらいです。
これは乾いてるだろうと思っても、表面の土を触ってみると、意外に湿っていることがありますよ。
水量はたっぷりと
湿った土が好きな植物以外は、だいたい土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
たっぷりといってもどれぐらい??と思った方は、鉢底から水がぼたぼたと落ちてくるぐらいまで水を与えてください。
水やりのタイミングは朝
朝です。
夜はやりません。
夜に水やりをすると葉っぱが長時間濡れたままになってしまい、病気を誘発してしまいます。
夏場は夜にせず、夕方にしてしまいましょう。
冬は夕方も夜も避けてくださいね。
特に夜水やりすると、寒さで土が凍ってしまい根っこにダメージを与えてしまいます。
夏場の水やりの注意として、
・朝夕の一日2回
・昼間はやらないこと
朝水やりをしたのに日中葉っぱが水切れで萎れてきても、夕方まで我慢しましょう。
昼間暑い時間帯に水やりをすると水が熱で熱湯になってしまい、植物にかなりダメージを与えてしまいます。
▶︎初心者あるある、水やりでやってしまう失敗例
なるほど、水やりの基本はおさらいできました。
今の段階では、私、基本はできてました。
でもベランダガーデニングやりはじめた当初は、かなりやらかしていましたね。
今振り返ってみると、まったく真逆のことばかりやらかしてました!w
失敗例1)上からシャワーでかける
はい。やってました私。
解決策:シャワーヘッドは使わず、株元の土に水やりする!
シャワーだと葉っぱばかりに水がかかり、肝心な根本にお水が行き渡らないことが多いんです。
水やれてると思ってて実はやれてない、みたいなね。
でも初心者だから気づかない。w
私も今はジョーロでシャワーヘッドを外して、水やりしています。
myジョーロは勢いよくドバーーーっと出るタイプので(せっかちだから)、たまに株元を水圧で掘ってしまいますが。。。←別の意味であかんやつ
掘らないよう、株元には優しくお水をあげましょう〜。w
失敗例2)なんでもかんでも、全ての植物に水やりする
はい、これもやってました私。w
解決策:植物によって水やりのペースが違うことを覚える!土が本当に乾いてるかどうか指で触って確認する!
これに尽きます。
見た目では正直、わかりづらいんですよ。
でも指で触るのいちいち面倒だから、ついつい見た目で確認してお水をやってしまう。
わかりますよ、うん。
最初は面倒ですけど、ぜひ土を指で触ってちゃんと乾いてるか確認してみてください。
見た目とは違って「あ〜けっこう湿ってたな」という実感を体験できますよ。
失敗例3)お花にも水をかける
はい、思いっきりやってましたね私。w
解決策:お花に水をかけない!ww
わかります。
正直、面倒くさい。
んな、ちょっと水かかっても大丈夫やろ〜と。
別に大差ないんちゃう〜と。
わたしも最初そう思いました。w
でも騙されたと思って、一度やってみてください。
ぜんぜんお花の持ちが違うし、ペチュニアなどは葉っぱにもお水かけるのよくないから、葉っぱとお花にお水がかからないようにすると、本当に病気になる確率が減りました。
このことに気づくのに、私はいったい何年かかったのか・・・。w
とにかくお花にお水がかかるのは病気の原因になるので、なるべくかからないように水やりしてみてくださいね。
葉水(はみず)で夏の悩みを解決しよう
とにかく梅雨で蒸れるわ暑いわで尽きない、ガーデニングの夏ならではの悩み。
でももし葉水で少しでも解決できるなら、一度やってみる価値はあると思いませんか?
▶︎夏の水切れをすばやく回復
朝水やりを忘れた!!
朝水やりしたけど猛暑に追いつかなくて水切れしてた!!!
とやらかしちゃったとき、植物の姿をみて凹む時間はそこそこにして(ほんとへこむ)、即水やりと一緒に葉水もやりましょう。
もう無理だろう、、と諦めかけていても、まだ可能性はゼロではないかもです!
葉水で回復速度を上げて、なんとか奇跡の復活を!
▶︎ハダニ・うどんこ病の予防、もしくは改善
葉水で病害虫予防
葉っぱが潤っていると寄ってこない虫もいるそうです。
葉水は、葉っぱを乾燥から守り、病原菌もつきにくい元気な状態にしてくれるそうです!
ハダニ・うどんこ病になっても、葉水・散水で改善
ハダニは体が小さく水に弱い性質があるので、水をかけて洗い落とすこともできるそう。
根治は難しそうですが、、、すくなくとも数は減るのでは?!と。
▶︎悩ましい部分もあり
葉水がいいのはわかったんですが、とはいえ、実際悩ましい部分もあるんですよねー。
それはうちのベランダでいうと、ペチュニア・サフィニアとアズーロコンパクト。
両者とも夏のベランダの代表選手ですが、蒸れに弱い!
だから両者とも葉っぱにも花にも、基本お水をかけてはいけない。
水やりは株の根本にするんですが、ペチュニアはけっこう葉っぱがうどんこ病になるし、アズーロコンパクトはあきらかに葉っぱが乾燥し出してハダニのような症状が。。。
アズーロコンパクトは、葉水をしない状態で梅雨前に一度切り戻しをすると、そのあとは葉っぱがハダニ状態になるんですよね。。。
去年はその状態で結局お花は満開にはならず、葉っぱもハダニでちりちり状態だったのですが、お盆明けて葉っぱほとんどなくなるぐらいバッサリ切り戻しをまたやったら・・・秋には新芽わさわさできれいな葉っぱにリセットすることができました。
ペチュニア・サフィニア系についても、根本ばかりにお水やりしていると、うどんこ病になります。
うどんこ病は乾燥気味にしてるとなるらしいんですが、葉っぱに水かけると蒸れてすぐ灰色かび病になっちゃうじゃん、じゃあどうすればいいんよ?!って感じ。w
なので私的には、アズーロコンパクトもペチュニア・サフィニア系もやっぱり葉水なしでいくほうがいいかもな、と今のところ思ってます。
葉水をせず病気ぎみ
葉水して蒸れる
どっちをとるか って、、、悩ましすぎるわっ!
ベランダガーデニングでどなたかいい解決方法あったらご教授を〜。
▶︎葉水が有効な夏の植物
最近になって私もようやく、実は葉水が好きだったんだね君、という子がちょっとだけわかってきました。
そんな肌感だけでわかった(テキトー)、夏でも葉水が大丈夫な子は・・・。
アジサイ
アジサイを上手にお育てになる達人の方には当たり前かもしれませんね。。。
私、アジサイ鉢植えは3年目の今年でギブしたのですが、ブリコラージュフラワーのアジサイでもやっぱり葉っぱにお水をかけてやると復活度合いが違いました。
お花にはお水をかけないほうがいいですが、葉っぱは葉焼けやハダニがつきやすいので、葉水したほうが良さげです!
最近になって思うことは、今まで私はこの葉水が足りなくてアジサイ失敗してたのかもしれません。w
スーパサルビアロックンロール
夏の日差しにとっても強いスーパーサルビアロックンロール。
ちょっと水切れかなと思ったら、葉水をすればすぐに復活してくれますよ!
さすがシソ科だな、強いわ。
遠慮なく葉水しちゃってOKです!
ランタナ
もともと葉っぱがカサカサ系なので、葉水ぜんぜん大丈夫でした!
むしろ葉水したようが良さげ的な感じ満載。w
ぜひ葉水してみてください。
カリッカリになる葉っぱが減ります〜w
デュランタ
うちのデュランタはデュランタ宝塚なんですが、もう何年選手でしょうか、、、小さなポット苗で買って今はこんな暴れん坊低木になりました。w
(これでも秋冬に剪定してるんだけどな汗)
毎年とっても可愛いお花が咲くんです♡♡
この子日差しに当てないと花つきが悪くなるっぽいんですが(今年もやっちゃった)、暑くなると葉っぱがすぐカリッカリになってしまいがちなんですよねー。
デュランタのもともとの葉っぱは、木なのに結構しっとり系の葉っぱ。
だから水で潤いを補充してあげたほうがいいのかも?
土は乾燥気味が好きな子だから、お水をやるタイミングで葉水も一緒にやっちゃっう感じでいいと思います。
余談ですがこの子、、、毎年春 新芽にアブラムシがびっちりついてしまう、ほんとに厄介な子なんですが、葉水はアブラムシ予防(あくまで予防)にもなるらしいので、覚えてたら来年からやってみようと思います!w
へデラなどのリーフ系
へデラ(アイビー)、ヒューケラなどの葉っぱがしっかりとしたリーフ系なんかは、ぜんっぜん葉水大丈夫です。
いやむしろ、思いっきり葉水してあげましょう!
古い葉っぱも汚れが取れて元気になります。
芝系リーフなんかは夏場日差しでカリッカリになってしまいがちなので、お水やりのときにぜひ葉水してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は葉水(はみず)についてお話ししました。
植物にとって、葉水(はみず)は水の吸収が早くなり、病害虫予防にも良い面をたくさんもっているんですね!
蒸れで痛みやすい植物には不向きですが、中には葉水してあげたほうが夏もイキイキと育つ植物も実はたくさんあったり。
ご自分のベランダをちょっと観察して、今まで葉水してあげたことなかったけど君やってみる?という子をぜひ探してみてくださいね♡
次回は最近はまっているヒューケラドルチェについてお話ししたいと思います!
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