手間がかからない、初心者でも毎年楽しめる、植えっぱなしOKのお花、ないかな〜
ハイハイハイ!(挙手)
そんな方におすすめの多年草がありますー。
以前に私、多年草ルリマツリモドキが初心者さんにもおすすめだとご紹介しましたが、もう一つおすすめの多年草があるんです。
(厳密に言うと宿根草なんですが)
またマニアックなものを紹介するんでしょ、と思われました?
正解ですね。(正解かい)
今回は植えっぱなしでOKの宿根草、カンパニュラ・アルペンブルーについて、ご紹介したいと思います!
この記事を読み終えたら、初心者の方にもマニアックだけど簡単そう〜と思っていただけると思います!
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
カンパニュラ・アルペンブルーってどんなお花? 育て方は?
カンパニュラ・アルペンブルーは、手間要らずで植えっぱなしOKの、初心者さんにもおすすめの多年草(宿根草)です。
あまり知られていないお花ですが、星形のお花が次々と咲いて、とってもいいですよ!
ちょうどこれから出回る時期なのです。
カンパニュラ・アルペンブルーは宿根草
多年草と宿根草(しゅっこんそう)の違いについて。
多年草とは、数年に渡って枯れず毎年花を咲かせる植物の総称です。
その中でも根だけが残り、生育期が終わると地上部が枯れてしまうものを宿根草と言います。
(常緑で地上部分が一年中枯れないものはそのまま多年草と言う)
カンパニュラアルペンブルーは宿根草に分類されていることが多いのですが、これは寒い地域では地上部が枯れるからかな?
うちは西日本なので暖かいから冬も常緑を保ってくれてるんだと思われます。
なので、ここでは多年草と言わせてくださいね。
鉢植えでも何年もするうちにだんだん増えて(大きくなって)いきます。
地植えしているお庭の方はグランドカバーにもおすすめです。
カンパニュラ・アルペンブルーの育て方
開花時期:4月〜9月(地域によって違いあり)
苗の植え付け時期:3月~4月と、9月~10月
水やり:土が乾いたらたっぷりと。乾燥気味が好きです。
肥料:開花時期は1週間に一度、液体肥料を水やりの代わりに与えましょう。それ以外の時期は肥料は少なめでOKです。
置き場所:半日陰、日陰でもよく育ちます。真夏の直射日光に注意してください。
開花したら
うちのカンパニュラ・アルペンブルーは毎年5月頃に咲きます。
(今年で5年目!)
茎が長く伸びてその先にお花が連なって咲く、横に這う、下に垂れるタイプ。
どんどん咲いてくるので、すぐお花でいっぱいになりますよ!
開花時期は、花がらをこまめにカットしてくださいね。
茎がどんどん伸びてきてその先に花が連なって咲くので、花がらを茎ごと切るといいですよ。
花がらをそのままにしておくと病気になりやすいし、他の葉っぱにへばりついちゃってキチャナくなります。汗
ユーフォルビアダイヤモンドフロストやイソトマみたいに、茎を切ると切り口から白い液体が出るので、お肌が弱い人は手袋をおすすめします。
お花が咲いた後〜咲く前までの過ごし方
お花が終わった後からまた次咲くまでの間、どうすればいいの?
ここ重要ですよね!
手間要らずのコツをご説明します。
お花が終わった後
お花が終わる頃にはすんごいボリュームになって、花姿もキチャナくなりますので、花が咲いていた部分をカットしましょう。
花がついている茎と、葉っぱだけの茎があるので、葉っぱだけの茎は切らずに残してくださいね。
こんな感じになります↓
密になりすぎていたので、さらに少し間引いた状態はこちら。↓
簡単ですよ、切るだけですので!
間引く、と言うのは傷んだ葉っぱを引っ張って抜くだけ。(やり方は後でもご説明します)
夏→秋→冬、お水やりだけ忘れずに。
冬になると、常緑でもひとまわり小さくったり、地上部が枯れてたりしてくると思いますが、お水やりは必要ですので、土が乾いたらあげてください。
秋冬は頻度少なめでも全然大丈夫です。
常緑多年草、寄せ植えをキープするにはどうするの?
ここ、誰でも悩みますよねー。
ポイントは、多年草との寄せ植えは、水やりの頻度が合うものと寄せ植えすること。
これだけです。
後は相棒を入れ替えるだけだから、植え替えなしで簡単!
■秋冬・・・
私は大抵パンジー、ビオラと一緒に寄せ植えしています。
パンジービオラも乾燥気味を好むので、一緒に寄せ植えしておけば水やりの相性も良いですし、カンパニュラ・アルペンブルーをグリーンリーフとして活躍させることができますよ。
パンジー、ビオラの他にも、
- アリッサム
- ロベリア
など、乾燥気味を好むお花と一緒に植えれば、カンパニュラ・アルペンブルーは植えっぱなしで寄せ植えをキープできます。
■春夏・・・
春は、カンパニュラ・アルペンブルーがモリモリ生育してきます。
それがちょうどパンジー・ビオラが終わる頃なので、めちゃタイミング良いんです!
パンジー・ビオラを撤去した後に、カンパニュラ・アルペンブルーの花いろと合う乾燥気味が好きなお花にチェンジしてもいいですが、私は今年は「なし」で過ごしました。
それはカンパニュラアルペンブルーの生育がエゲツない(超育つ)からです!
1ポット分のスペースが空いててもそれを覆い尽くしてくれますので、全然気になりませんでした!
ただ、お花が終わって刈り込んだ後は、画像のようにポカンと余白があくので、そこは放置するか何か植え足すか、お好みでどうぞ。
■冬に地上部が枯れてしまう場合
常緑が難しく寒さで冬に地上部が枯れてしまう地域では、寄せ植えは難しいかもですね。
カンパニュラアルペンブルーが小ぶりな1株ぐらいなら、枯れた地上部の余白をビオラやアリッサムで覆い隠してしまう作戦で寄せ植えできます。
ただこの技だと、春になったらその存在自体を自分が忘れてしまってて、あれ?これなんだったっけか?まーいーやと破棄しちゃう可能性が高い。。汗
なので、単品で植えて、冬は目立たない場所でひっそり春を待つ方がいいかもしれません。
春になったら古い葉っぱを抜く ※追記 2022.03.14
春になると、小さい赤ちゃん葉っぱが下から出てきます。
大きな葉っぱは去年の葉っぱなので、大きな葉っぱを抜いてください。
これで小さい今年の葉っぱが育ってきます。
葉っぱを引っ張ったら「プチッ」と根本から綺麗に抜けます。
途中で切れたりしない(不思議)。
これがめちゃ気持ちいいんです。。抜け感にハマります!
冬に地上部が枯れる地域ではこの作業は無し。
どうですか?
左が処理後。
右が処理前の株です。
すっきりしましたね!
同じように右の株も古い葉っぱを処理します。
そしてあとは開花を待つのみ♡
まとめ
いかがでしたか?
今回はカンパニュラ・アルペンブルーについてお話ししました。
植えっぱなしでOK、簡単手間要らずのカンパニュラ・アルペンブルー。
マニアックなお花ですが、多年草です。
私のようないい加減なものでも5年枯れず育てれてますので、初心者向け間違いなし!
極端に寒い地域以外では冬も常緑で乗り越えられますので、お花が咲いていない時はグリーンリーフとしてぜひ寄せ植えを楽しんでくださいね♡
次こそは、シルバーリーフ、カラーリーフについてお話ししようと思います。
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