アジサイ(紫陽花)を育てたいけど、ベランダでもできるのかな?
管理や育てるコツがなんだか難しそう・・・
そう思ってなかなかアジサイに手を出せない方、いらっしゃいませんか?
わかりますっ!
私もホントそうでしたー。
梅雨のじめじめした気分が吹き飛ぶぐらい、大輪の美しい花が咲くアジサイ。
もしベランダで育てられるなら、ぜひ育ててみたいですよね?!
今回はそんな難しそうなアジサイについて、育て方のコツやポイントをご紹介したいと思います!
これを読み終わるころには、アジサイは本当に難しいのか?ベランダでアジサイを育てるかどうか悩んでた方も、方向性が見えてくると思いますよ。
ぜひ最後までお読みくださいね!
アジサイってどんな花?育て方のコツは?
お花が好きでアジサイを知らない方はほぼいらっしゃらないと思いますが、苗の販売時期や開花時期、育てるための簡単な知識をさくっとお伝えしますね。
▶︎アジサイってどんなお花?

梅雨時期に開花する多年草
アジサイは多年草(耐寒性低木)です。
多年草といっても、常緑ではありません。
冬は寒さで落葉してしまい(暖かい地方ではそのまま落葉しない場合もある?)、お花はもちろん葉っぱがお休みになりますので、基本春夏の植物というイメージですかね。
翌年またお花を咲かせるためには、花後のお手入れ(注意が必要な剪定)と植え替えや肥料など、その後のお世話が必要となります。
種類が豊富
一言でアジサイといっても、ものすごい種類の多さにびっくり!
育てたことがない時は、普通のアジサイorガクアジサイしか分からなかった私ですが。。。笑
アナベルとか人気ですよね!!
アナベルはセイヨウアジサイで、普通のアジサイとは違うアジサイらしく。
普通のアジサイはニホンアジサイ、同じアジサイでも特徴が違います。
私の初めてのアジサイデビューは、自分への母の日プレゼント。
ベランダにうっとりするような素敵なアジサイを置いて、お部屋の中から窓越しに眺めたい♡♡
その一心で、ホットチボリブルー5号鉢、シュガーホワイト5号鉢の2種類にしました。
両方とも開花株。
(これたぶん冬に苗を買うと、葉っぱがないぱっと見枯れたような状態でびっくりすると思う)
届いたときは本当に本当にうっとりでした〜♡
・・・しかし。
ここから私とアジサイとの2年にわたる格闘が始まるのです・・・。笑
開花時期と販売時期
開花時期:4〜7月
苗の販売時期:一般的には3月下旬〜5月。
※秋冬の苗販売もありますが落葉性のため見た目枯れてるっぽい状態の苗です
大株からポット苗サイズの小株まで、大きさや種類によって価格帯にかなりの幅があります。
▶︎アジサイの育て方
さくっと簡単に管理方法と花後のお手入れについてご説明します〜。
管理方法
置き場所:戸外の半日陰に置く。生育期は日当たりの良い場所へ。冬は寒さと霜で花芽が痛むので室内に入れるのがベター。
水やり:水を好む植物ですが、やりすぎは根腐れするので注意。土の表面が乾いたらたっぷりと。
病気や害虫:アブラムシ5〜9月、ハダニ6〜9月、うどんこ病3月〜11月

私は毎年うどんこ病とハダニにやられました。
殺虫殺菌スプレー(よくある市販のやつ)したけど、まったく効かない。。。
病気害虫続くと、さすがに心ぼきぼきに折られますよねー。
もういやだー。泣
アジサイの重要なお手入れ3つ!
1)剪定:お花が終わったら、できるだけ早くお花から2節ほど下の部分で切り戻し・剪定をします。
深く切りすぎに注意してください。
今年咲いた茎の下部に翌年の花芽がつくらしく、新しく生えた茎にはその年は花芽がつかないことも。
2)植え替え:お花が終わったら、ひとまわり大きい鉢に植えかえが必要です。
目安リミットは7月下旬らしいです。
3)肥料:アジサイの色を保つために、普通の草花の肥料ではなく、アジサイ用の赤、青用の肥料が必要になります。与える時期は植え付け時と花後の年2回。

▶︎剪定後の秋冬の様子
私の右往曲折、失敗例をみなさんの参考にしていただきたく!!
素敵な画像ではありませんが。。。
お恥ずかしいですがもうここまできたら恥を曝け出しますー!笑
アジサイに手をつける前に、知っておきたいですよね?!失敗例!w
2シーズン目への道のり
見よう見まねで迎えた初めての2シーズン目。
画像があまり残ってません。笑
しかも秋冬の様子が一枚もなくてごめんなさい!
文章で説明するとですね。
初めてのアジサイ、5/24撮影後は、梅雨にうどんこ病になりました。
そして葉っぱが汚くて殺菌スプレーしても効かなくて、7月ごろについにまた剪定してしまいました。
剪定2度目だよ。
葉っぱが全部なくなる感じで剪定したので、根本からおそらく2節あるかどうか・・って感じの位置で切ったと思います。
そしてそのあと、また脇芽がでてきてよかった〜と思ってたら、今度はハダニに脇芽の新芽がやられ。。。
もう我慢できなくて、冬に根本から枝をカットしちゃうという暴挙に。笑
これまぎれもなく剪定3回目だよね??笑
でももうビジュアル的に限界だったので、枯れてもいいからやってみようと思って。
そしてその後、根本からなんとか新芽が出てきました。
びっくりした。
案外いけるかも的な淡い期待あり。w
そのあとがこちら↓↓

でも葉っぱを見てみると、何かがおかしい気がする。
葉っぱが縮れてる。。。w
驚愕の3回剪定で(笑)、さすがに花はつかないだろうなと思ってたんですが、5月に入り、ちゃんと花がつきました!
ホットチボリブルーは、結構花がついた!

シュガーホワイトのほうは・・・↓

花が2つしかつきませんでした。
やっぱりね。
画像は1つすでにカットしてます。
3シーズン目への道のり
自分で越す2回目の秋冬。しかしやっぱり前途多難でした・・・。
5月末、花後に剪定をし、梅雨が来てまた葉っぱがうどんこ病におかされ・・・。
その後また葉っぱを落とす2度目の剪定したら、その後新芽がまたハダニに・・・。
何回同じこと繰り返すかな〜、もう無限ループ。泣


スプレーしまくったけど、やはり効果なし。
今回はこのまま病気のままもう放っておこうと思い、前回冬に行ったような枝を全部切る剪定はしませんでした。
で、剪定しないかわりにひとつやったことは。
ハダニでやられた葉っぱ(一部カラッカラになってた)を手でむしりとった!!笑
また枝切ったら(3回目の剪定したら)花数が減るだろうから、枝をあえて残したらいけるんじゃないの?と。笑
こちらがその様子w↓

そしたら新芽が出てきて。

パッと見はいけそうな気がしてたのですが・・・。

やっぱりハダニにやられ。。
もう私にアジサイは上級者すぎる、お手上げだ、もうポイするしかない、と思いました。
そして最後の望みをかけ、もう一度葉っぱをむしりとりました。
うちでは落葉しないので。
すると。

なにやらまた根本から新芽が!!
そしてここまでに至りました。↓↓

葉っぱがここまで回復しています!
ただ、、、蕾らしきものが・・・どこにもナイ!笑
もう無理かもね。
いやいっそのこと、もう無理であってほしい。
そんな不届き者の私です、とほほ。苦笑
アジサイは難しいのか?アジサイ初心者が実際育ててみた感想。
ここまでお読みいただいたら、私の感想、もうお分かりになりますよね?笑
ポイント絞って大きく3つ、挙げさせていただきます!!
▶︎病害虫管理が難しい!
一番苦痛だったのはやっぱりこれですよ。
病気になるわ、虫はつくわ、で。
うどんこ病になる
うどんこ病の季節はだいたい4〜11月。
(真夏と冬はあまりならないそうです)
葉っぱが全体的に白くなり、放っておくとうどん粉をまぶしたように白くなっていきます。
春〜秋(真夏除く)に発生しやすく、涼しくて乾燥していると繁殖しやすいらしいです。
ハダニが発生しやすい
マンションや家の軒下では、雨があたらないため特にハダニが発生しやすいらしいんです。
これですよ、これ。
やっぱりマンションだからハードル高かったのか。。。
あたたかくて乾燥している場所に発生しやすいとか。
地植えとかで雨にあたるといいんですね。
なるほど、梅雨時期の植物だもんね。
うどんこもハダニも、乾燥してたらなりやすいんですね。
マンションのベランダって風が強いから、基本地植えできる場所と比べると乾燥ぎみにはなると思います。
▶︎秋冬の間、大鉢が邪魔!
これも正直マンションのベランダガーデンでは私、苦痛でした。
まずアジサイの鉢が大きい長鉢のため、ものすごく嵩張るんですよね。
とくに見栄えの悪い秋冬時期の鉢の置き場所には悩まされました。
自分の中でビジュアルが許せなくて(病害虫にやられてる、もしくは落葉ハゲ状態)、見えるところに置きたくないんだもの〜。泣
でもベランダ狭いからどこに置いても見えちゃうし!!
しかもハダニがついてたら、他の植物にうつるから隔離しないといけない。
そりゃ離すよ、離すけどさ、、、ベランダだもん、近いわ。笑
▶︎ベランダでもいけるかも!新ジャンルのアジサイ
で、今年新たな門出といいますか、私のアジサイ人生仕切り直そうかと思いまして、去年から気になっていたPWさんの新ジャンルアジサイをお迎えしました〜!
PW ラグランジア ブライダルシャワー

植物の国際ブランドPW(proven winners)のラグランジアは、「常識を覆す 6倍以上咲く 新ジャンルのアジサイ」らしいです!!
枝の先端にだけ咲く従来のアジサイとは異なり側芽(枝につく芽)すべてから花が咲くらしく、剪定位置を細かく気にしなくても次の年にはたくさんの花芽をつけ、株いっぱいの花を楽しむことができるそうです。
しかも、剪定をしなくてもそのナチュラルな草姿を楽しむことができ、常識を覆す画期的なアジサイとのこと。
剪定しなくても大丈夫ってだけでもすごいのに・・・一般的なセイヨウアジサイの6倍花が咲くらしい!!
やばいなそれ!!
咲き始めは爽やかなライムグリーンで、少しずつホワイトから薄いピンクに花いろが変化するとのこと。
肥料は通常のアジサイの肥料の与え方と違います、ふつうの肥料でいいみたい。
土も普通の草花用培養土でOK。
え〜かなり楽ちん!笑
育てるのが楽しみで仕方ないですよね。
ラグランジアブライダルシャワーの育て方
開花時期:晩春〜夏
耐寒性:あり、落葉性
置き場所:一日中日向のよく当たる場所、もしくは半日陰
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと
肥料:置き肥を1ヶ月に1回、液肥を1〜2週間に1回、春の生育期から晩夏まで与える
剪定:原則不要、樹形を整える場合は晩夏の9月中旬ごろまでに行う。丸く整えたい場合は、9月上旬ごろに仕立てたい形に枝を切る。
花がら摘み:花が終わったらその都度、花のすぐ下で切る
ラグランジアブライダルシャワーを植えてみました

いやん♡素敵♡
ラグランジアはガクアジサイの仲間らしいので、一般的なアジサイみたくドンッってかたまりで咲くのではなく、こんな咲き方〜。
これがまた涼しげで可愛い!
いっぱい咲いたらなお可愛いですよね♡
まとめ
いかがでしたか?
今回はアジサイについてお話ししました。
初心者がベランダで育てるにはちょっと手強いかもしれないアジサイ。
でもラグランジアのように、品種によってはベランダでもアジサイを育てて楽しむことができそうです!
百聞は一見にしかず。
まずは自分で育ててみて失敗を重ねながら(それ私w)、自分に合うアジサイを見つけてみてはいかがでしょうか。
1年ぶりに咲き誇るアジサイに再会できれば、それまでの苦労も吹き飛ぶかもしれませんね♡
ぜひご参考になれば嬉しいです!
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